ニワトリの脳の構造を調べる

目的
1 ニワトリの頭部から脳を取り出し、脳の構造を理解する。
2 解剖を通して、脳そのものはもろい存在であるということ、そしてそれを守る頭骨の働  きを考え、自分の頭を守る重要性や他人に対する思いやりの心を育てる。

実験器具  鶏頭水煮(ドッグフードとしてホームセンターなどで売られている。)
 シャーレ2枚、ピンセット、メス
実験手順
1.鶏頭をシャーレの上に乗せ、とさかの部分を上にする。

2.とかさの上から、丁寧に頭皮をピンセットを使いはがす。
3.頭骨が現れるので、頭骨を静かにはがす。
(頭骨は2枚の骨がくっついた構造になっている)
4.頭骨をはがすと大脳が現れる。目から視神経(感覚神経)が伸びているので、眼球を除去する。
5.後頭部の骨を静かにはずすと、延髄がつながった。脳全体を見ることが出来る。

6.脳を取り出し、別のシャーレにのせ観察する。


    眼球ごと取り出した様子             横から見た様子
7.メスでたてに切り、断面を観察する。

    縦に割ったところ
観察のポイント
 1 大脳にはしわがない
 2 視神経が太いことを確認する
 3 大脳の大きさの中で「視葉」(視覚を処理する部分)が大きい事を確認する
 4 運動を支配する「小脳」が大きいことを確認する。

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