生物の授業
■【作業学習】体細胞分裂を分類しよう■ 2001/06/23 土曜日
まず細胞分裂の復習■【授業報告】再生医療の最前線■ 2001/06/23 土曜日
今日は,プラナリアも再生したと言うことで,■【生徒実験】植物の組織の観察■ 2001/06/23 土曜日
植物の組織の観察です、■【生徒実験】動物の組織の観察■ 2001/06/23 土曜日
次の4つのプレパラートを見てその仕組みの違いを見てみよう■【授業報告】骨は生きている・カルシウム・腸が脳を持つ■ 2001/06/23 土曜日
万物創世記「骨」■【授業報告】多細胞生物の戦略■ 2001/06/23 土曜日
【導入】■【授業報告】完成された単細胞生物■ 2001/06/23 土曜日
教育セミナー「生物」単細胞生物から多細胞生物へ から■【ビデオ融合授業】体細胞分裂の過程■ 2001/06/23 土曜日
今日は,体細胞分裂をビデオで見ながら,■【生徒実験】切っても切ってもプラナリア■ 2001/06/23 土曜日
【実験の目的】■【授業報告】どこで細胞分裂が起こっているのか■ 2001/06/23 土曜日
植物ではどこで体細胞分裂が活発に起きているのか?■【作業学習】ヒトの染色体を調べる■ 2001/06/23 土曜日
今日は,「ヒトの染色体の顕微鏡で見たときの模式図」■【授業報告】もし体細胞分裂が起きなくなったら■ 2001/06/23 土曜日
体細胞分裂について■バロニアはどういう生物か?■ 2001/05/09 水曜日
今日はバロニアの細胞の中身をやりました。■【生徒実験】ツツジとオオカナダモの原形質分離■ 2001/05/07 月曜日
■トウモロコシの芽生えとユキノシタの花芽■ 2001/05/05 土曜日
【導入】
細胞は周りの世界(外界)から身を守るために膜でおおわれた。
その膜にはどんな性質があるのか。
タマゴの殻についている薄皮(卵殻膜)を使って調べてみよう。
【実験】
まず,各班,100mlビーカーを2個もってきて,前に1つ
もってきてくれるかな。
そのビーカーにウズラの卵をに個入れ,2mol/lの塩酸を
ウズラの卵が被さるぐらいに入れる。(タマゴが古くなってい
るせいか塩酸の中でタマゴが浮く←浮いて,塩酸のかぶらない
ところが溶け残る)
ここで,プリントを使って説明
1 ウズラの卵の殻は炭酸カルシウムでできている。これと
塩酸が反応すると
化学反応式を書こう!!
ここで重要なこと,生物は空気中の二酸化炭素を生物の体
に取り込んで形を変えていると言うこと。二酸化炭素を減らし
ているのは植物だけではない。もちろん,ウズラは植物を餌に
しているので植物が一番重要だ。
2 ビーカーの中に塩酸を入れる。(注意:まだ卵はいれない)
3 一斉にタマゴをビーカーの中に入れ,反応を見る
(出てきた泡にはさわらないこと。あふれてきたらはしでとって
流しに捨てる)
ウズラの卵の表面の模様がとれ,殻が溶け始める。
箸を使ってかき混ぜながら行うとまんべんなく殻が溶ける。
しかし,溶けないのもある。
溶けない班はあらかじめこちらで溶かして準備していたものを使う。
4 水を流しながら,タマゴを洗う。(箸でつかんで洗う)
5 ビーカーの一方に飽和食塩水,片方に水を入れ,それぞれに
卵を入れる。10分以上経ったら,二つの様子を比べる。
食塩水・・・浮かぶ。そしてしわしわになる。
水・・・・・沈む そしてぷよぷよになる
班によっては二つとも浮かぶところもある。またかき混ぜすぎて
卵を割ってしまうところも出る。
ここで,あらかじめ数日間,水の中でふくらませたタマゴを取り出す。
この卵は机の上ではねる
ここでまとめてみよう。
タマゴの中は細胞だ。細胞の中にタンパク質がある
タマゴは外と空気のやりとりをして呼吸している。そして,そのや
りとりをする膜は水を通すが,タンパク質は通さない。
水のように小さい分子は通すが,タンパク質のような大きい分子を通
さない膜のことを半透膜と言うんだ。
半透膜では常に水は濃いものを薄める方向に流れる。
だから,水に入れたタマゴは卵の中身を薄めようと中に水が入りふくらむ
食塩水に入れたタマゴは,食塩を薄めようと水が外に出るのでタマゴが
しわしわになる。
(終わり)
授業が終わって
問題点をいくつか
1 殻の溶け方が班によって一様ではない←塩酸を入れ替えても溶ける
ところと溶けないところが出た
2 タマゴを潰してしまった班の後処理問題。(生ゴミをそのまま
流しに流せば詰まるもと。)
3 短時間で劇的な変化はない。
生徒の関心は「殻が溶けて不思議だ」「中が黄色い」
「塩水に浮く」←比重をとらえた生徒は鋭いです
であり,「浸透と半透膜」と言うのには結びつかなかった。
4 はかりが生物室にはないので質量変化を調べられなかった。
今日は、「牛肉はいつが食べ時?」から細胞の成分の話です。
【導入】
牛肉はいつが食べ時だろう?
1 死んですぐ
2 死んでから数時間後
3 死んでから数日後
どれだろう?
実は、牛肉には食べ時がある。それはいつか?
【発展】
まず、死んですぐはどういう味か?牛の筋肉が筋張って
なかなかうまいものとはいえない。
では数時間後はどうか。
これも問題がある。生物は心臓が止まって死んでも、細胞は
生き続ける。細胞のほとんどは酸素がなくてもしばらくは
いきつづけられる。しかし、それと同時に「乳酸」と言う物質
を作る。これが厄介なもので、肩こりなどの原因物質
つまり、筋肉を堅くする。死後硬直と言うやつだ。
死亡推定時刻とかは、この死後硬直がどれだけ進んでいる
かなどで調べられるんだ。
このころはかたくて食えない。
ではいつがいいか。実は数日後のそれも腐りかけているときが
一番うまい。
なぜか
それは、旨味成分のグルタミン酸やイノシン酸ができるから、
生物は死ぬとき、自らを分解させてしまうと言う機能を働かせる。
そして、旨味成分が出きる。この旨味成分はなにが分解されて出来たか
グルタミン酸は蛋白質、イノシン酸は核から
そしてここで重要なことは蛋白質
蛋白質は生物を構成する中で一番重要。
細胞のほとんどの成分はこの蛋白質。
細胞にはいろいろな構造がある。
核、ミトコンドリア、細胞質基質、細胞膜など・・・・
どれも蛋白質が重要な役割を果たしている。
(終わり)
今日は生物の体は蛋白質で出来ていると言うのを調べる生徒実験
です。
【器具】
試験管立て(プラスチック製)
試験管(1%ゼラチン溶液 2ml)
試験管(1%小麦粉溶液 2ml)
試験管
魚のしょうゆさし(10%水酸化ナトリウム水溶液)
点眼ビン(1%硫酸銅水溶液)
新じゃがいも
おろし器
皮むき器
コーヒーフィルター
【実験手順】
1 動物の体は蛋白質で出来ている
ゼラチンに魚のしょうゆさしで5滴、点眼ビンで3滴いれる
色を確認する・・・ビウレット反応
(色は赤紫色)
2 植物の体は蛋白質で出来ている
小麦粉に魚のしょうゆさしで5滴、点眼ビンで3滴いれる
色を確認する・・・白くにごった紫色
3 新じゃがいもは蛋白質で出来ている
ジャガイモの皮をむき、切片を切りだし、顕微鏡で見る
沢山の小さいデンプン粒が観察できる。
おろし器で摩り下ろし、コーヒーフィルターでろ過
その液を試験管に取り、ビウレット反応を起こすか確認
という流れです。
【結果】
1 2はうまく行ったのですが
問題はやはり3です。
まず、皮の処理の問題
1クラスで行ったときに流しに流されて詰まりそうになり大変
また、キレイに青紫になったところときいろになったところ
みどりになっところ、まっちゃになったところ、くろになった
ところと様々な色に変化しました。
(同じジャガイモなのに難しいですね)
ジャガイモの汁は少し、色がついています。
そして、水酸化ナトリウムを入れると黄色になります。
それに硫酸銅をいれると
黄色+青紫→変ないろ になるようです。摩り下ろした時点で
緑色の班もありました。ジャガイモの摩り下ろしで緑は気味悪い。
ジャガイモの摩り下ろし&ビウレット反応はすぐに行わないと
行けないようです。
【まとめ】
生物の体は細胞から出来ている
細胞は蛋白質で出来ている
ジャガイモは生物だ
ジャガイモは蛋白質で出来ている。
(終わり)
【導入】
生物は今、酸素を吸って二酸化炭素をはいている。
二酸化炭素がふえると大変だと言っている。
なぜか?
「地球大紀行 〜奇岩に潜む〜」から
ハワイマウナロア観測所でのデータがもたらす二酸化炭素濃度の増大と地球温暖化の話。
太陽からの光は大気を素通りして地球に達し、大地を温める。
温めだ大地から熱が出る。その熱は宇宙に逃げてしまうのだが、
二酸化炭素があるとその熱を逃がさない。
そして、二酸化炭素が多いと温室効果が起こる。
さらに昔の地球はどうであったか考えてみよう。
昔の地球を知るには現在の金星の様子を見るとわかる。
金星では気温480度、気圧90気圧
二酸化炭素が多い星では温度が高い。
地球も昔は二酸化炭素の多い星だった。それが生物の力で酸素の多い星になった。
しかし、酸素があると生物にとって厄介だ。
それは、酸素はさびをつくるということ金属がさびるのと同じに
細胞もさびる。空気中に生きている生物は以下にさびから自分を守るか
の働きを持っているんだ。
昔の生物はどうだっただろう?
「万物創世記 寄生と共生 」から
細胞が集まり、大事な核を守るために膜を作る。
そして、自らできないことをミトコンドリアや葉緑体を体に取り入れ
利用する。
生物は相手に取りついて相手を利用する。磯がににフクロタマムシが寄生
する話を見る
(終わり)
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